重なる時は重なるもので・・・
7月末からドタバタが続いており、絶望を受ける出来事も何個かありました。
その中の一つとしてメンが逃げてしまった事件があります。
結果的に昨日26日に無事帰ってきましたが、その時のお話をしたいと思います。
重なる時は重なるもので・・・
7月末からドタバタが続いており、絶望を受ける出来事も何個かありました。
その中の一つとしてメンが逃げてしまった事件があります。
結果的に昨日26日に無事帰ってきましたが、その時のお話をしたいと思います。
8月6日の午後15時頃、久しぶりに見えたお客様が居ました。
話を伺うとしばらく入院していたとの事。
最近は暑いのでフクロウの展示は控えていたのですが、その日はたまたま涼しかった事もあり、せっかくだからとメンを外ポジションへと移動させました。
お客様には大変喜んで頂けて良かったなと思いました。
16時半頃、店内には常連のお客様が1人居ました。
話をしている最中に救急車が上がって行きました。
店の上の方にはサッカーの練習場がありまして、熱中症か怪我で運ばれる事が度々あるので、またそれかしらね?くらいの感覚でした。
が、サイレンは鳴りやまず、おかしいね?と話していたら
消防車やパトカーが続いて6~7台くらい上がって行きました。
え?何事??
人間ですらざわつくほどのけたたましいサイレンの音でした。
音に敏感なメンですから、心配で見ていると、やはり興奮していてバタバタと動き回り始めました。
このままだと逃げてしまうかもしれないと思い、慌てて店内に移動しようとしたところ
私の引っ張る力より、メンが逃げる勢いの方が勝ち、紐が手からするりと抜けて私の手の届かないところに飛んで行ってしまいました。
何か紐を引っ張るものが無いかと探したものの、メンは更に隣の空き地の方へと飛び立ってしまいました。
地理上、隣と言っても大回りしないと行けない隣でしたので、急いで掛けつけても数分かかり、見失ってしまいました。
メンは人工孵化で室内育ちなので、そんなに飛べる筋力は無いと思い、ひたすら近所を捜し歩きました。
近所の方にはポスティングをし、夜は茂みに隠れているかもしれないと、サーマルカメラでも探しました。
緊急の案件をいくつも抱えていた状態でしたが、フクロウが絶食できる期間は1週間~10日とあったので、その期間中はメンの捜索を最優先し朝晩、店終わりと見回りを続けました。
11日の夜中2時か3時ぐらいの時に裏山の方向で奇妙な鳴き声を聞いたという証言が2件ほどあり、お庭から裏山の方を見させて頂いたら、竹の筒が川を渡るようにして掛かっていました。
ずっとこの川は渡れないだろうと予測していたのですが、この竹の筒を見て、ここに止まって裏山に行ってしまったかもしれない。。。と絶望に近い気持ちになりました。
ただでさえ、逃げた翌朝は雷が鳴り、数日間夜は花火が鳴り、台風も直撃するという・・・
音に敏感なメンにとって過酷な状況が続いていました。
私も緊急の案件の為、店が終わってから実家に帰る必要があり、メンを探してあげる時間が十分に持てませんでした。
20日を過ぎたあたりから好転の兆しが見え始め、今度は好転の影響で忙しく、メンの紛失届を出す事を忘れていました。
流石にもう生きていないだろうな。。。と諦めていました。
初めの飼い主だった父が、メンと10か月過ごした後、鳥アレルギーを発症。
一緒に住めなくなったメンを引き取り2年ほどでこんなことになり、かわいそうな一生にしてしまった。。。と悔やんでいたところ、常連のお客様から電話が鳴りました。
あやちゃん!メンちゃん見つかったじゃん!!
・・・・え??????
すぐ後にLINEでネットの記事を送ってくださいました。
が、足輪の色とロープの色が違うので、違うのではないか?という気持ちの方が強く、にわかに信じられませんでした。
両親にもその記事を見せ、ダメもとで連絡してみようと警察に電話を掛けてみたところ、時間外だから明日かけ直してくれと。
その日の晩、ニュースで流れたそうで、友人やお客様がLINEで連絡をくれました。
その翌朝には新聞にも載ったそうで、近所の方々から沢山のお電話を頂きました。
また、直接伝えにくださった方や、他の案件で留守にしている間に新聞の切り抜きを届けてくださった方もいらっしゃって・・・
皆さん本当に気に掛けて心配してくださったんだなと、胸が熱くなりました。
連絡くださった方、本当にありがとうございました。
25日の時点ではまだ飼い主かどうか協議中との事で会わせて頂けませんでした。
なので、やっぱり別の子だったのかな・・・
流石に押切まで飛べないよな・・・
2週間以上生きている事になるし、メンじゃないか・・・
諦めのモードに入っていた翌朝、警察から「お宅のフクロウで間違いないと判断しましたので、迎えに来てください。」と連絡が来ました。
・・・・え?間違いないと判断した????
キツネにつままれた気分で母と警察に行きました。
そこで足輪とロープを渡され、あ~!!!!これメンの!!!
この時点でようやくメン本人だと認識できました。
預かってくださったペットショップの方のご厚意で取り替えられていたのでした。
いやぁ~よく生きてた!!!しかも結構な距離飛べたんだ?何故に実家(吉川)方面へ飛んだの??
帰巣本能の帰巣先は父になってたんか??
もう、色々考えても奇跡としか言いようのない再会でした。
届けてくださった方へ連絡したところ「キレイでかわいい子だったよ」と。
心優しい方に拾って頂けて、本当にありがたかったです。
特にやつれている様子もなく、元気な状態で自宅に戻ってきました!
皆様のお陰です。
本当にありがとうございました。
しばらくはメンの展示は控えさせて頂きます。
また再び皆様にお披露目できるよう展示方法を変更しますのでお待ち頂けると幸いです。
長文となりました。
最後までお読みいただきありがとうございます。